りーふデザインの沖縄住まい日記

電話番号・受付時間

プロフィール
りーふほーむ
りーふほーむ
 
㈱りーふデザイン
営業時間:9:00-18:00
定休日:水曜、日曜

家づくり 設計プラン施工
土地購入手続
住宅ローン相談

〒901-2221
沖縄県宜野湾市伊佐3-9-18
TEL:098-988-4540
FAX:098-988-4705

総合建設業:許可(般-4)第14828号


一級建築施工管理技士
一級土木施工管理技士
ニ級建築施工管理技士
二級建築士
宅地建物取引士
住宅ローンアドバイザー



㈱りーふ
総合建設業:許可(般-1)第11636号
建築士事務所:第247-3032号

一級建築施工管理技士
一級土木施工管理技士
二級建築士



りーふ設計事務所
建築士事務所:第147-3868号

一級建築士



友だち追加







QRコード
QRCODE
カテゴリー
沖縄 (162)
建材 (104)
道具 (22)
家具 (30)
(14)
新築 (1122)
過去記事
< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
自然素材100%EM珪藻土


かふうVol.449 建築資材ライブラリーへ取材協力させていただきました
EM珪藻土の記事が掲載されました。




調湿性・消臭性に優れた自然素材100%の塗り壁材



EM珪藻土
EM珪藻土は、未焼成の珪藻土に消石灰や焼成ホタテ貝などを配合した、自然
素材だけでできた塗り壁材です。左官仕上げ用とローラー施工可能なタイプの2
種類があり、調湿性、消臭性に優れた製品として住宅内のさまざまなスペースに
使われています。




珪藻土本来の機能を最大限に発揮

「かふう」 2014.05.09 449号 EM珪藻土

珪藻土といえば、調湿効果や消臭効果のある自然素材として、世界的に知名度
の高い塗り壁材です。手軽に購入・施工できてDIYにも適した値頃なものから、
原料の選定や配合にこだわり、機能面や健康面などを追求したものまで、さまざ
まな製品が販売されています。

そもそも珪藻土とは、藻類の一種である「珪藻」という植物性プランクトンが、長い
年月をかけて堆積して化石になった、天然の岩石です。表面に微細な穴が無数
に空いた多孔質素材で、この穴が空気中の水分を閉じ込めたり逆に吐き出した
り、においのもとや有害物質を吸着する働きをしています。

珪藻土を製品化する際には、岩石を砕き粉末状にして、固化材や着色材、場合
によっては化学樹脂などを添加します。また岩石に含まれる不純物を取り除いた
り製品を安定化するために、珪藻土を焼成して用いるのも多く見られます。そうし
た細かな製法の違いが、製品ごとに機能や特徴が異なる理由の一つになってい
ます。

今回紹介する「EM珪藻土」は、化学物質を一切使わず100%自然素材でつ
くられている点が最大の特徴です。原材料の配合をみると、珪藻土の含有率は
58%と極めて高く、産地も北海道稚内に限定されています。国内に数ある珪藻土
の産地の中で、稚内産は純度が高く、比表面積が大きい=微細な穴の容積が大
きい=吸放湿機能が高いといわれています。

「かふう」 2014.05.09 449号 EM珪藻土 「かふう」 2014.05.09 449号 EM珪藻土



製法にもこだわりがみられます。珪藻土は焼成すると不純物を除去できる反面、
多孔質が失われ、本来備わっていた調湿性や消臭性などの機能が損なわれる
懸念があります。そのためEM珪藻土では、完全未焼成を徹底しています。

その他の配合素材としては、サンゴの化石である石灰石からつくられた消石灰
をバインダー(固化材)に使用しています。珪藻土の粉末をつなぎ合わせて固め
る役割を果たすとともに、消石灰はもともとアルカリ性を示す素材なので、優れた
防カビ性も発揮します。

焼成ホタテ貝は、除菌・抗菌力の強い材料として、食品をはじめ多くの分野で使
われています。消石灰同様にアルカリ性を備え、珪藻土に混合することで、VOC
(発揮性有機化合物)の吸着分解や殺菌作用を高めています。





製品タイプは2種類 ローラー施工も可能

「かふう」 2014.05.09 449号 EM珪藻土

EM珪藻土は、株式会社OKUTA(本社・埼玉県さいたま市)が開発した製品です。
県内では「株式会社りーふ」(宜野湾市伊佐)が施工認定店として、住宅を中心に
採用を進めています。施主からの評価は高く、基本性能である調湿性、消臭性に
より清涼な空気感を得られることに加え、省エネ、耐火、吸音などの効果もみられ
ます。

製品タイプは2種類あり、左官仕上げで使う通常タイプと、ローラー施工が可能な
「EM珪藻土フラット」に分かれています。カラーバリエーションはそれぞれ6種類。
着色に使う顔料も、天然の土や石、炭から抽出しており、白色系、茶系を中心に
淡く優しい色合いがそろっています。

なお製品のEMとは、県内ではなじみ深い「有用微生物群」(Effective Microorganisms)
のことです。原材料の中には珪藻土と一緒にEMがバランスよく配合されており、
EMの性質の一つといわれる抗酸化作用を発揮して、住空間の質を高めてくれる
ことが期待されます。




住宅への導入のヒント まずは収納スペースで効果を実感

「株式会社りーふ」の代表大木聡さんは、EM珪藻土を使い始めたきっかけにつ
いて、
「100%自然素材なので、妊婦や小さなお子様のいる家庭でも、安心して施工
できます。また他の塗り壁製品と比べると、機能性と経済性のバランスがとても
優れていました」と話します。
漆喰(しっくい)や珪藻土などの多くの塗り壁材は、職人の技量によって仕上がり
に差が出やすく、費用も割高になりがちです。その点、EM珪藻土の、特にフラッ
トタイプなら、「ローラー施工ができるので、職人の腕に左右されることなく、納得
できるレベルに容易に仕上がります」とのこと。

同社が手がける住宅では標準使用として、収納スペース内の壁面に施工してお
り、施主の要望があれば、オプションで他の居室にも使用しているそうです。

「かふう」 2014.05.09 449号 EM珪藻土

導入時に留意すべきは、「自然素材なので、木材の木目が一つ一つ異なるよう
に、乾燥すると場所によって色合いに変化が生じることがある」という点です。し
かしそれも、丁寧に施工されていれば、自然素材ならではの柔らかな風合いと
なって雰囲気ある空間づくりに貢献してくれるでしょう。またクロスの上から直接
施工できるため、リフォームの材料としても選びやすいということです。


※掲載内容は取材当時のものです。※



タグ :EM珪藻土
  • LINEで送る

同じカテゴリー(メディア掲載)の記事
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。