浦添市美術館にて開催中　『デコれ！堆錦（ついきん）』


浦添市美術館、常設展示室にて2024年２月3日(土)～5月26日(日)まで
「デコれ！堆錦」印象的なタイトルの展示が行われております。
琉球漆器の技法である堆錦ですが、今回の展示は、
作品を通して琉球の堆錦の技術や文様の変遷をたどる展示となっています。





現代の堆錦にも視野を広げ、民間工房で技を極めた名工や堆錦技法を駆使した漆作家の作品、
次世代を担う沖縄県立芸術大学漆芸文野の学生・卒業生による作品も紹介されています。


浦添市美術館は琉球漆で有名な美術館であり、古琉球から現代の作品を展示されています。





『堆錦』





『堆朱』





『珀絵』





『沈金』





『螺鈿』






常設展示場では、琉球漆の様々な技法の展示が見られます。
なぜ堆錦はデコれるのか、というなぞも漆の中でも挑戦てみたいと思う様な技法として分かりやすく、
身近に感じられるものとなっております。

琉球王国時代より伝わる「琉球螺鈿」を含んだ圧倒される美しさの様々な技法は、
現代の伝統工芸士の名工は復元できるとの事。
技術の継承と、工芸品としての価値を維持する事は想像もつかないほど努力があるのだと思います。

今回開催されている堆錦の現代人に身近に感じる企画は、
興味はあるが敷居が高いと感じていた方のきっかけとなるのではないでしょうか。


ご興味のある方は是非、足を運んでみてください。