７月は沖縄ビーグ収穫時期です

うちなーぐちで、いぐさの事を「ビーグ」と呼びます。
沖縄ビーグは、県産品の中でも地産地消率の高い、特産物です。
太くて良質な安心の無農薬であり、 思わず深呼吸したくなる畳アロマの香りで部屋中を満たしてく れます。

県内のビーグ栽培の歴史は150～ 200年前に始まったと言われています。
うるま市照間集落で農薬を使わず栽培されているビーグは、 変わらず手間をかけられ大切に育てられています。
当時120件あったビーグ農家も、現在10件あまりです。
沖縄ビーグは県内でではあまり知られていませんが、県外のメディアで取り上げられる程、希少性の高い特産物です。
今回、私共も初めて収穫を見学させて頂き、ビーグの育つ環境の良さに驚かされました。

まずビーグは、10～11月に苗を植え付けます。
そして9か月後に収穫です。




茎に変色や傷が無く、太さが揃っているほか、ビーグの長さは1～ 1.5ｍで長いモノ程高級品とされています。
琉球畳は縁なしの半畳サイズを市松模様に敷いたものを言います。 サイズは880ｍｍ×880ｍｍが一般的なので、 農薬や無理に長さを追求する栽培方法より、 自然の長さであり質の良さに重きを置いた栽培方法が、 沖縄ビーグの魅力です。






収穫したビーグはその日で、 12時間かけて乾燥機で乾燥させます。
太さのしっかりしたビーグは、乾燥後も太く丈夫です。





ビーグの品質は、特級、1級2級3級に分かれます。 その選別には、選択機を使い、 ビーグの長さに応じて使い分けます。
より分けたビーグでムスルを織ります。
沖縄のビーグには、色付きの糸を使用していて、 外国製品と見分ける事が出来るとの事です。



りーふデザインでは、和室や仏間に畳を敷き、 リビングと隣接させ空間に開放感を演出します。 畳の効果で視覚的にも畳と採光が自然の中にいる様な気持ち良さを 連想させます。
大切に育てられ、 製品として住宅に敷き詰められた、畳を見ると、 私たちまで誇らしい気持ちになります。